現在、私はお子様の絶壁や斜頭、左右差、ハチ張り、向き癖など、「頭の形・頭のバランス」に関するご相談を多くいただいています。

ありがたいことに、今では大阪だけではなく、さまざまな地域からご相談をいただき、お子様の頭蓋整体をさせていただくようになりました。

しかし、最初から子どもの頭の整体を専門的に行っていたわけではありません。

むしろ昔の私は、

「身体を良くするための整体は、大人になって不調が出てから行うもの」

という考えが強く、お子様の整体の重要性を今ほど理解できていませんでした。

今回は、なぜ私が「頭の整体」を行うようになったのか。

そのきっかけと、今の私が大切にしている考えについてお話ししたいと思います。

私の施術家としての原点はカイロプラクティックでした

私はもともと、カイロプラクティックの先生のもとで修行をしていました。

身体の構造や背骨、関節、筋肉などについて学びながら、実際に多くの患者様の身体に触れ、施術家としての経験を積んできました。

最初の頃は、

「腰が痛い」
「肩が凝る」
「首がつらい」
「身体が重い」

といった一般的な身体の不調に対して施術を行うことが中心でした

しかし、施術を続けていくうちに、少しずつ相談される内容が変わっていきました。

長年どこへ行っても改善しない。

検査では大きな問題がないと言われたけれど、ずっと身体がしんどい。

腰だけを施術しても、また痛くなる。

首や肩を施術しても、すぐ元に戻ってしまう。

そのような、非常に深い問題を抱えた患者様から相談を受ける機会が増えていったのです。

そこで私は考えるようになりました。

「今の自分の知識や技術だけでは足りない。」

「もっと身体のことを深く理解しなければ、本当の意味で患者様の力にはなれない。」

ここから私の施術に対する考え方が大きく変わっていきました。

頭蓋・内臓など身体全体を学び始めた

そこから私は施術をさらにレベルアップさせるため、頭蓋や内臓、神経、筋膜など、身体をより広い視点から見るための勉強を続けてきました。

頭だけを見るのではありません。

背骨だけを見るのでもありません。

筋肉だけを見るのでもありません。

「なぜ、この人の身体にこの不調が起きているのか?」

それを考えるためには、身体全体のつながりを見ていく必要があると感じたからです。

頭蓋や内臓を含めた整体について学び始めてから10年以上になりますが、今でも勉強は続けています。

身体について勉強すればするほど、

「人間の身体は本当に奥が深い」

と感じます。

一つの症状だけを追いかけていても、なかなか見えてこないことがあります。

腰痛だから腰だけ。

肩こりだから肩だけ。

頭痛だから頭だけ。

そうではなく、その人がこれまでどのような身体の使い方をしてきたのか、どのようなバランスで成長してきたのか。

そうした部分まで考えることが非常に大切だと思うようになりました。

大人の身体を診続けたからこそ気づいたこと

実は現在行っている「頭の整体」につながった一番大きなきっかけは、大人の患者様を長年施術してきたことでした。

大人の方の慢性的な身体の不調を深く考えていくと、

「この身体のバランスは、いつから始まったのだろう?」

という疑問にたどり着きます。

昨日突然できた身体ではありません。

10年前に突然できた身体でもありません。

私たちの身体は、生まれてから今日までの成長の積み重ねによって作られています。

そこで私は、

「もしかすると、大人になってから現れている身体のアンバランスを考えるうえで、もっと早い時期の身体の状態を見ることが大切なのではないか?」

と考えるようになりました。

勉強を進めていく中でも、幼少期からの頭や身体のバランス、姿勢、身体の使い方などを長期的な視点で捉える重要性を感じるようになりました。

もちろん、現在の大人の不調がすべて赤ちゃんの頃の頭の形や身体の状態によって決まる、ということではありません。

身体の不調には生活習慣、仕事、運動、ケガ、ストレスなど、さまざまな要因があります。

ただ、身体を深く見ていくのであれば、

「成長のスタート地点から身体を見る」

という視点も非常に大切なのではないか。

そう考えるようになったのです。

最初は子どもの頭蓋整体をしていませんでした

今ではお子様の頭蓋整体を多く行っていますが、最初から積極的に行っていたわけではありません。

当時の私は大人の患者様のことばかりを考えていました。

「今ある痛みをどうすれば楽にできるのか」

「長年の不調にどう向き合えばいいのか」

そのことに必死でした。

しかし、大人の身体の不調の原因を深く探り、勉強を続けていくうちに考えが変わりました。

「不調が強くなってから身体を整えるだけではなく、もっと早い段階から身体を見てあげることができればいいのではないか?」

そこから、お子様への頭蓋整体を行うようになりました。

「なんでもっと早くしなかったんだろう」

今では本当にそう思います。

なんでもっと早く、お子様の施術を始めなかったんだろう。

もっと早くこの重要性に気づいていれば、より多くの方の力になれたかもしれない。

そう思うことがあります。

だからこそ、今は頭の形について悩まれているお父さん、お母さんに、

「こういう考え方もありますよ」

「一人で悩まなくても大丈夫ですよ」

ということを伝えていきたいと思っています。

絶壁や斜頭、左右差などについて、

「そのうち良くなるのかな?」

「ヘルメット治療の時期を過ぎてしまった」

「もう何歳だから難しいと言われた」

「どこに相談すればいいのか分からない」

そんな悩みを抱えているご家族は少なくありません。

私ができることにはもちろん限界がありますし、必要に応じて医療機関での診察や検査が大切なケースもあります。

そのうえで、整体という立場からできることを一緒に考えていきたいと思っています。

頭の形だけを整えるための整体ではありません

私が頭の整体で大切にしているのは、

「頭だけを見るのではなく、その子の身体全体を見ること」

です。

頭の形や左右差が気になる場合でも、首の動きや身体の使い方、姿勢など、さまざまな部分を確認していきます。

なぜなら、頭も身体の一部だからです。

頭だけが身体から切り離されて存在しているわけではありません。

だからこそ、頭の状態を確認しながら、身体全体を一人ひとり丁寧に見ていくことを大切にしています。

また、お子様への施術だからこそ、強い力で押したり無理に動かしたりするのではなく、できる限り負担の少ないソフトな施術を心がけています。

大人になってから困る前に、できることを

私は長年、大人の身体の不調と向き合ってきました。

だからこそ今、

「子どもの頃から身体を大切に見てあげること」

の重要性を強く感じています。

大人になって痛みや不調が強くなってから初めて身体と向き合うのではなく、成長している時期から身体の状態を知り、必要なサポートをしてあげる。

それが将来を考える一つの選択肢になればと思っています。

そして、これが私が「頭の整体」を始めた理由です。

カイロプラクティックから始まり、大人の慢性的な不調と向き合い、頭蓋や内臓、身体全体について10年以上学び続けてきたからこそ、たどり着いた考えがあります。

身体を本当の意味で大切にするのであれば、できるだけ早い段階から身体全体を見ていく。

今では、お子様の頭のことで悩まれているご家族からご相談をいただけることを、とてもありがたく感じています。

そしてこれからも学びを止めるつもりはありません。

10年以上勉強してきた今でも、まだまだ学ぶことがあります。

一人でも多くのお子様とご家族の力になれるように。

そして将来、

子どもの頭や身体のことを早い段階から相談することが当たり前」

そんな環境になっていくように。

これからも一人ひとりのお身体と真剣に向き合いながら、頭の整体を続けていきたいと思っています。


この記事をシェアする

関連記事