
「最近、長時間歩けない」「足のしびれがひどくなってきた」
そんな症状に心当たりがある方は、脊柱管狭窄症の可能性があるかもしれません。
脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が、何らかの要因で狭くなり、神経が圧迫されることで起きる症状を指します。代表的なのが、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる、少し歩くと足がしびれて止まりたくなるが、休むとまた歩けるという状態です。
この状態、実は高齢になるほど発症しやすくなると言われており、姿勢の歪みや筋力の低下、加齢による骨の変形などが複合的に影響すると考えられています。
「整体で整えるって、骨をポキポキするだけで治るの?」
…そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
実は整体で目指すのは、背骨や骨盤のバランスを整え、神経の通り道に余計な圧迫がかからない状態を作ることなんです。
ただし、勘違いしてはいけないのが、「骨の変形そのものを元通りにする」ことは難しいという点。整体はあくまで、周辺の筋肉や姿勢・可動域の改善を通して、症状の緩和と生活の質向上を目指すアプローチです。
脊柱管狭窄症の方の多くは、骨盤が傾いていたり、背骨に不自然なカーブができていたりします。これが結果として神経への圧迫を強めてしまうんです。
整体では、骨盤や背骨の歪み・ズレをやさしく整えることで、体の重心を正しい位置に戻すことを目指します。関節の可動域を広げ、無理のない姿勢で生活できる体へ導いていくんですね。
整体では、「整える」だけでなく維持できる体を作ることも大切です。
そのために必要なのが、体幹やインナーマッスルの強化。
歩くとき、立っているとき、座っているとき。実は常に小さな筋肉が働いています。この筋肉たちがしっかり働かないと、正しい姿勢はすぐに崩れてしまいます。
整体院では、施術後に自宅でできる体幹トレーニングや姿勢維持のアドバイスも行われているところが多いですよ。
「整体って痛いの?何をされるの?」と不安な方も安心してください。
多くの整体院では以下のような流れで施術が進みます。
カウンセリング・触診(問診)
→ 現在の症状や生活習慣を丁寧にヒアリング
検査・状態の説明
→ 姿勢の歪みや筋肉の硬さをチェック
施術(筋肉調整、関節の動きの改善など)
自宅でのケア指導(姿勢・ストレッチなど)
日常生活の中でも、少し意識を変えるだけで腰への負担を軽くすることができます。
たとえば、立ち上がるときに背中を丸めずに骨盤から起き上がる意識を持つ。
また、歩くときはできるだけ足の裏全体で着地し、腰を反らせすぎないよう注意するといいですよ。
整体で整えた体を維持するには、ストレッチと筋トレが欠かせません。
お尻まわりのストレッチ(梨状筋など)
もも裏(ハムストリングス)の柔軟性を高めるストレッチ
ドローイン(お腹をへこませる)などの体幹トレ
毎日5分でも続けることで、体の安定感がまるで違ってきます。
座り方や立ち方、休憩のタイミング、歩き方など、日常の姿勢を見直すことも「整える」うちの一部です。
特に、長時間同じ姿勢を取らない、20〜30分に1回は立ち上がるなどの習慣を取り入れると、腰への負担を大きく減らせます。
個人差がありますが、一般的には3〜5回の施術で変化を感じ始める方が多いようです。ただし、状態が長く続いている方は数ヶ月単位でのケアが必要になることもあります。
整体院を選ぶときには以下のようなポイントをチェックしましょう。
国家資格(柔道整復師、鍼灸師など)を持っているか
カウンセリングや説明が丁寧か
強引な勧誘がないか
口コミだけに頼らず、自分の目で確かめることも大切ですね。
引用元:リペアセルクリニック東京院
整体はあくまで補助的なケアであり、症状が重い場合には整形外科などの医療機関との連携も重要です。MRIや画像診断によって、より詳しい状態を把握できることもあります。
手術を勧められるケースもありますが、整体と併用しながら経過を見ていくという選択肢もあります。
最後にもう一度、今回のポイントを振り返ってみましょう。
脊柱管狭窄症は神経の圧迫により、しびれや痛みを引き起こす
整体では、骨盤や背骨のバランスを整え、筋肉を活性化させることで負担を減らす
日常の動作やストレッチ、姿勢の意識も重要なケアの一部
医療機関との併用も含めて、症状に合ったアプローチを選ぶことが大切
「もうこのまま歩けなくなるのかな…」と不安な気持ちになる前に、
まずは一歩踏み出して、相談してみませんか?
泉大津市 丸鍼灸整骨院では脊柱管狭窄症の問題を良くしていく整体、鍼灸施術などを組み合わせてお体を回復に導いて行きます。
もし脊柱管狭窄症の問題でお悩みでしたら当院にご相談下さい。