こんな話聞いたこと、ありませんか?「うちの子、後頭部が平らで“絶壁”って言われちゃって…」って。実は、この“絶壁の頭”というのは、医学的には短頭症(たんとうしょう)という分類に入ることが多く、斜頭症(しゃとうしょう)や長頭症(ちょうとうしょう)といった他の頭のゆがみと比べて、後頭部が特に平らになっているのが特徴です。
短頭症(絶壁頭)とは、頭の後ろ(後頭部)が丸みを失って平らになってしまう状態で、頭の前後径が短く、横幅に比べて奥行きが短めに見えることが多いと言われています。引用元:赤ちゃんの頭のゆがみの種類には何がある?
また、「絶壁」と日常で呼ばれるケースでは、この後頭部扁平化(こうとうぶへんぺい)がかなり目立つ状態ですね。
一方で、斜頭症というゆがみがあります。これは頭を上から見たとき、後頭部の片側が平ら/低くなり、耳の位置や顔の左右非対称が出ることがある状態です。
短頭症と斜頭症は重なって出ることもあります。たとえば、後頭部全体が少し平らで、そのうえ片側に偏っているような形、というケース。
また、「絶壁頭」という言葉は一般的/日常語として使われることが多く、専門的には「短頭症」「後頭部扁平」「頭長幅指数(Cephalic Index)」などで客観的に評価されることがあります。
じゃあ、どうして子供の頭がそんな風にゆがんでしまうのか、原因をいくつか挙げます。複数の要因が重なって起きることが多いと言われています。
赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝ていると、その側の後頭部に圧力がかかり続けます。仰向け寝が推奨されるようになってから、こういう圧力が増えるケースが増えてきているんだと言われています。
また、抱っこのときや授乳時など、いつも同じ方向に頭を向ける癖があると、それも後頭部への負担につながるとされます。
仰向け寝は、乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のため世界中で推奨されてきました。けれどその結果、後頭部への圧力が長時間かかるようになり、短頭症(絶壁頭)の発生率が上がってきたと言われています。
また、ベビーカーやチャイルドシート、ベビーキャリーなどで頭を支える部分が硬かったり長時間同じ向きで固定されていたりすると、後頭部に圧がかかるケースがあります。これも寝かせ方の一部として指摘されています。複数記事で家庭での環境が影響すると言われています。
赤ちゃんの頭蓋骨は、生まれてすぐは柔らかく、骨と骨のつなぎ目(縫合:ほうごう)が完全には癒着していないため、圧力を受けると形が変わりやすい状態です。特に生後6か月まで、脳の成長も早いため、頭の形が外部の圧力や環境によって影響を受けやすいと言われています。
この柔らかさゆえ、ちょっとした圧力でもその部分の成長が抑制されたり、逆に圧力が少ない場所が相対的に成長してしまったりすることで形のゆがみが出ることがあります。
お母さんのお腹の中での位置や、多胎妊娠などでスペースが狭い場合には、胎内での圧迫があったり、頭が一定方向に傾いたりすることがあります。これが生まれてくる時点で既に頭の形に影響を与えていることがあると言われています。
また、出産が難産だったり、産道を通るときに圧力がかかるケース(吸引分娩など)でも、頭の形が変わりやすいという報告があります。
さて、もし「絶壁の頭の歪み」があっても特に何もしなかったら、どういうことが起きうるのか、心配になるところだよね。以下、研究/小児科・専門外来の意見をもとに、起こり得る影響を整理します。
まず、最も目に見えるのが後頭部の平坦さ、丸みのなさです。横から見たときに後頭部が直線的になっていたり、頭の幅が広く見えたりする。「絶壁」に見える状態ですね。斜頭症を併発していると、さらに耳の位置や顔の形が左右で違って見えることがあります。
大きな研究では、絶壁頭・短頭症そのものが脳の発達や認知機能を直接妨げるという明確な証拠は強くはないと言われています。引用元:出町柳こどもクリニックのコラム。 ただし、頭の歪みがひどいと、耳や顔の左右差が強くなったり、噛み合わせに影響が出たりする可能性を指摘する医師もいます。
→ 姿勢への影響 頭の形・重心が若干変わることで、首や肩の筋肉の使い方に偏りができる可能性があります。例えば、平らになった側を向いて寝る癖が強いと、その方向の首の筋が張ったり、逆側が弱くなったりすることが報告されています。これは将来的に姿勢の左右差に繋がることも考えられると言われています。
子ども自身や保護者が見た目を気にすることは少なくありません。「帽子が似合わない」「写真写りが気になる」「他の子どもと比べられる」など、心のストレスや自己肯定感に影響を与えることもあります。見た目の違いがあることで、「うちの子だけ…」という悩みを持つ親御さんも多いです。
また、言葉には出さなくても、子どもが大きくなってから頭の形を気にする場面が出てくる可能性があります。
生後間もないころは頭蓋骨が柔らかいため、形が変わりやすいですが、生後数か月〜半年を過ぎてくると骨化が進み、縫合の動きが固まり始めると言われています。
このため、早期に介入しなければ、形の改善が難しくなるケースがあります。軽度であれば成長とともに目立たなくなることもありますが、重度だったり放置期間が長かったりすると、頭の形だけでなく、その上にかぶる帽子・ヘルメット・眼鏡などの選び方にも制限が出る、左右差が固定される、といった“変化しづらい”状態になることがあると言われています。
子どもの絶壁の頭の歪み(短頭症)は、後頭部が平らになることが主な特徴で、斜頭症など他のゆがみと重なって起こることもあります。原因としては、向き癖・寝かせ方・頭蓋骨の柔らかさ・出生時の圧迫等があり、生後早期が特に影響を受けやすいと言われています。もし放置すると、見た目の左右非対称・姿勢への影響・心理的なストレス・改善しづらい形になる可能性があるため、軽度でも気になるなら早めに環境を見直したり、専門外来で相談するのがおすすめ、というのが多くの医師・専門機関の意見です。
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